Skype(個人向け)がサービス終了! 推奨されているMicrosoft Teams(無料版)の使用感と注意点は?

2025年5月9日

長年に渡って多くの方に親しまれてきた「Skype(個人向け)」が、サービスを終了しました。日常の連絡手段やオンライン通話として利用されていた方にとっては、少し寂しさを感じると同時に代替ツールに悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
現在代替ツールとして、Microsoftが公式的に推奨しているのが「Microsoft Teams Free」(無料版)です。
今回は、Teams(無料版)への移行方法や、Skypeとの共通点・違い、実際の使い勝手についてご紹介いたします。

Teamsへの移行手順

1. Skypeを立ち上げる

Microsoft Teamsへのサインインを求める通知が表示されます。 [ Teams の使用を開始 する] を選択してダウンロードを開始するか、既にインストールされている場合は Teams を開きましょう。

2. Microsoftアカウントでサインイン

Skypeで使用していたMicrosoftアカウントをそのまま利用できます。

3. 連絡先の引き継ぎ

同じアカウントでログインすれば、Skypeの連絡先とチャットの情報が自動的にTeams Freeへ引き継がれます。また必要に応じて手動追加も可能です。

SkypeとTeamsの共通点

・ビデオ通話・音声通話が可能
・チャット機能あり
・画面共有に対応
・スマートフォン/パソコンで利用可能

Skypeで日常的に行っていた基本的な操作は、Teamsでも問題なく行うことができます。

SkypeとTeamsの違い

SkypeTeams Free
1:1の通話24時間/1回30時間/1回
グループ通話24時間/1回60分/1回
グループ通話の人数100人100人
画面共有可能可能
通話記録(録画)30日間保存可能不可
固定電話への架電有料で可能不可
チャット可能可能
ファイルサイズ/ストレージ容量300MB
(添付ファイルサイズ)
5GB
(ストレージ容量)

Teams(無料版)では、1対1の音声・ビデオ通話は最大30時間まで継続して行うことができます。一方、3人以上でのグループ通話は60分(1時間)までとなっており、それを超えると自動的に通話が終了します。
長時間のグループ通話をご希望の場合は、Microsoft 365の有料プランをご検討いただくことで、グループ通話も最大30時間まで対応可能となり、さらに通話記録(録画)機能もご利用いただけます。
そのほかに固定電話への架電が必要な方は、別途Teams 電話というサービスの導入をお考え下さい。

実際に使ってみた感想

当社も今回の「Skype(個人向け)」サービスを終了に際して、実際にTeamsを利用してみました。結論から言うと慣れればSkypeよりも便利なビジネスチャットツールだと感じました。

特にチャット機能のスレッドという機能を用いて、プロジェクトや話題毎に管理できるようになっていたり、Outlookのカレンダーと連携ができたりとSkypeに比べて、よりビジネスシーンに合わせた機能が多数あります。
最初は使いづらいと思われるかもしれませんが、慣れてしまえば今まで以上に社内連携が可能となるツールだと感じました。

ただし上記でも述べていますが、無料版での制約が厳しいと感じる方も多数いらっしゃると思います。
当社はTeamsのお取り扱いに加えて、既にSkypeからTeams(有料版)への移行事例もありますので、Skypeの代替ツールを考えている方・相談をしたい方は是非お気軽にお問い合わせください。

このページの先頭へ戻る